屈強な男たち

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あれから何日かたつが2年のほうから動きだす気配はない。 佑介は親衛隊になったかのように椿のそばについている。椿も佑介を1人にしたら危ないと考えそれを利用して常に2人でいるようにしていた。     やはり動きだしたのは2年からだった。 放課後帰ろうとすると1人の遣いがきた。   『2人で今から体育館にこい。』   やっときたかとワクワクする椿に対して、遂にきたかと緊張を隠せない佑介。   とにかく2人で体育館に向かった。 そこにいたのはなんと木村1人だった。 相当自信があるのか、まわりに誰かいるようにも思えない。   『俺とタイマンしようってか?』   椿が言った。木村は冷静に2人を相手にすると答えた。いくら2年だからってなめられたもんだと佑介が前に出た。
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