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殿部隊は、軽微の損害はあったものの、全艦龍宮に帰還、無事任務を終えた。
コンコン…
和馬は、羽間大将のいる「総裁室」のドアをノックした。
和馬「二条和馬少佐であります」
「入りたまえ…」
ドアを開けるとそこには少しやつれた、羽間寛治が、両手を顔の前で組み座っていた。
和馬「作戦完了の御報告に参りました」
羽間「うむ、此度の作戦、自らの命も省みず、実に見事であった。貴殿達の活躍は、この『東日本国』に住む多くの人々の命を救った。この国の総裁として改めて礼を言う…ありがとう…」
和馬「もったい無きお言葉…身に余る光栄です」
羽間の言動はとても余所余所しかった。しかし、彼は今やここ東日本国の総裁であり、今はその立場を貫き通しているのである。
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