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羽間「貴殿の辞令を下す」
そう言うと、羽間の横にいた男が、和馬に一枚の紙を渡した。
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辞令
東日本国海軍
二条和馬少佐を
東日本国陸軍
少尉
に任ず
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一瞬自分の目を疑った。
今まで自分は、海軍軍人として誇りを持ち生きてきたのだ。それが、陸軍しかも、かなり階級はさがり少尉になる。
羽間「驚くのも無理は無い。だがこの辞令は次の作戦に必要なのだ」
和馬「作…戦でありますか」
羽間「そうだ、次の作戦で行って貰いたい場所があってなその件はまた追って連絡する。本来なら君には、陸軍少佐に任命するつもりだったのだが…」
すると隣で黙っていた錦山が咳払いをして口を挟んだ。
錦山「何の知識も経験も無い君をいきなり少佐にするなど、余程、君は能力を買われてるにたいだね…」
不適な笑みとともに錦山は和馬を睨み付けた。
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