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羽間「流石に、陸軍での経験が無い君を少佐に任命するのは、陸軍から反発があってね。少尉と言う事に落ち着いたのだ」
和馬を睨み付けていた錦山は、不服そうに視線を外した。
羽間「安心したまえ。君の海軍少佐はそのまま保証される。陸海軍ともに、階級を持つなど異例の事だからな。余計に反発も大きいのだよ
…それに君はまだ、若すぎる」
海軍少佐とともに、陸軍少尉になる。これは実質的な昇級であり、また降級でもある。
和馬にとって素直に喜べることでは無かった。
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