769人が本棚に入れています
本棚に追加
陸軍少尉任官から数日が経ち、和馬は、陸軍会議室にいた。
部屋には、総裁と、階級章から、陸軍少佐であろう男がおり、部屋の中央にある机には、東京湾の地図が置かれていた。
羽間「紹介しよう。彼が次の作戦で君の上官にあたる」
田嶋「田嶋隆人(タジマタカヒト)、陸軍少佐だ。よろしく頼む。二条少尉」
そう言うと、田嶋は、右手を差し出し握手を交わした。
羽間「では、本題に入ろうか。二条少尉、君には、先の作戦で果たせ無かった、宮崎少将とのコンタクト。および、宮崎少将が、護衛している、ある人物の龍宮への護送を頼みたい」
和馬「ある人物…ですか?」
田嶋「その方については、私から話しましょう。名前は、言えぬが、その方は今の、大日本帝国の政界に多大なる影響をお持ちの方であり、今の東日本国には、是非とも必要なお方なのだ」
そう言うと少佐は、一瞬目線を外し改めて、和馬を見直した。
最初のコメントを投稿しよう!