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「…」
「…」
一方、トレミ―内では、ロックオンが頭を悩まさせていた。
頭痛の原因になっているのは、目の前にいるこの子供だ。
コ―ドネ―ムは刹那・F・セイエイ。
ガンダムエクシアのマイスタ―になる予定らしい。
先程から、一言も話さない。
(参ったな―)
そんなロックオンのことはどうでもいいといわんばかりに刹那はホットミルクを黙々と飲んでいる。
この状況を打破したいロックオンはここに誰かが来るのを望んだ。
すると、タイミングよく扉が開いた。
(お前かよ!?)
ロックオンが内心突っ込むのも無理はない。
メンバーの中でも、最も社交性がないティエリアだ。
彼は刹那をちらりと見てロックオンに話し掛けた。
「…彼は?」
「エクシアのマイスタ―になる予定だ。コ―ドネ―ムは刹那・F・セイエイ」
ロックオンの言葉に聞いてティエリアは刹那の方を向いて、相変わらずの無表情で自己紹介をした。
「俺の名前はティエリア・ア―デ。ガンダムヴァ―チェのマイスタ―だ」
「…よろしく」
小さな声で刹那もそれに答えた。
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