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「私達さ、付き合うことにしたんだ」
トレミ―内の食堂で呟いたのは、紺色の髪をした少女。
彼女の名前はセルリカ・マルシェ―ン。
ソレスタルビ―イングのガンダムマイスタ―で唯一の女性。
「へぇ。彼氏が出来たんだ。おめでとう」
そう言って微笑んだのはアレルヤだ。
食事の手を止めて、セルリカに祝福の言葉をかけた。
「ありがとう。アレルヤ」
「セルリカに彼氏ねぇ…。随分、マセタじゃないか」
「私だって、十七歳ですから」
ロックオンの言葉に胸を張って返した彼女。
すると、今までセルリカを見ていた刹那が口を開く。
「…セルリカは記憶喪失なんだろう?何故、分かる?」
「ヴェ―タに調べてもらった結果、判明した」
本から視線を外さずにティエリアがそう返した。
相変わらず容赦ない切り返し方だ。
そうセルリカは心の中で呟いた。
「なら、お祝いしないとな」
「そうだね」
ロックオンの言葉にアレルヤが同意する。
「…俺も手伝う」
その言葉にセルリカは嬉しそうに笑う。
「本当に!?じゃあ、私はロックオンの料理が食べたい!」
「意外と控え目だな。セルリカ」
苦笑するロックオンにセルリカはそんなことは無いと返した。
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