閃光

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『来るぞ…!!』 「舐めれたものだよね…!ルナ!!」 アナライズがトレミ―の前に立ちはだかる。 アナライズがトレミ―への攻撃を防ぐ。 青白く光る機体…。 『セルリカ!!』 通信から皆の声が聞こえる。 『下がって!!セルリカ!!』 クリスの悲鳴に近い声。 「…ごめんね。クリス」 『セルリカ!?』 「もう目が開かないんだ。さっきので何か目に入ったみたい…」 同時に砂嵐が耳に入る。 そろそろ限界か。 『セルリカ!!』 「…ティエリア」 ごめんね。 貴方との約束、守れそうもない。 『そこから、離脱しろ!!』 「…出来ないよ」 幸いというべきか、この二回目のビ―ムで敵が巻き込まれたことか。 だから。 きっと。 この攻撃を凌げば…。 トレミ―は無事。 「アソコには皆が…、彼がいるんだよ」 『だが!!』 「ねぇ、皆にお願いがあるんだ」 何かを諭すような声で、セルリカは全員に向かって話しかけた…。
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