始まりの雪

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空から多くの雪が舞い降りてくる。 そのどれもが全て見慣れたものとなった。 もう何時間待っただろうか? 体はすでに冷えきってしまっている。 「・・・健太、遅くなってごめんなさい」 突然 後ろから声がした。 待ち人が訪れたようだ。 「久しぶりだな 涼」 「うん!久しぶり」 何年かぶりの再会だった。 だから少し気持ちが上がっていた。 「さー 帰ろうか?」 「ちょっと待って・・・」 「ん? なんだ?」 「よりたい所があるんだけど・・・」 「いいよ!付き合ってやる」 「ありがと」
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