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夜の街を並んで歩く…ネオンが眩しい…横のアッシュを見る、俺より少し背が高い…
『ん?俺の顔に何か付いてるっすか?』
「い、いや!何も…」
『そうっすか?…今日のユーリ、何か変っすよ?』
…変なのは…分かってるけど…調子が狂う
「あ…アッシュ…」
『ユーリ顔赤いっすよ?熱でも…』
そう言って俺の額に手をあてる…大きい、暖かい手…
『熱は無いみたいっすね』
笑顔で言う、眼は前髪で良く見えないけど笑っていると思う
急に、誘ったことに罪悪感を感じる…今までも感じていたけど…本当に優しくていい奴なんだ…それを汚しているようで…
「…ごめん」
『何か言ったっすか?』
「な、何でもない!…何でも…」
ぎこちなく笑い返す…もうすぐ家に着く
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