──プロローグ──

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機械だけは永遠と唸りつづけた。 何もない砂場で。 また、滅びゆく国だけではない。逆に発展し続ける国もあった。 一部の人々はそういう国を“悪魔が暮らす地獄"と呼ぶようになった。 上空からその国を見ると,真っ白だ。 なぜなら、機械による煙が国中を包み込んでいるからだ。 “ガ"の繭のようだ。 地獄は大量の機械による,何もかも完全な機械制【オートマチック】となっていた。 温度や湿度も自在に操れる国となっていた。 そう、その国の人々は不便なく暮らしていた。
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