──プロローグ──

7/16
前へ
/39ページ
次へ
ここはマッシュ国の市街地の外れ。グランパ村と言われている。 朝早くから古びた宿屋から大きな声が街には響いていた。 「おい…起きろ!!」 むにゃむにゃ 「おい!!」 右目に眼帯をしている男がふとんにくるまっている男を起こす。 眼帯の男は彼にビンタを何回もするが、起きる気配がない。 「仕方ないな~」 眼帯の男はそう言うと,部屋から出ていった。 床がギシギシと唸る。 周りの壁はボロく、うすい肌色をしている。 窓はまともな物がない。 ほとんどが割れてしまっている。 昔からここらでは、紛争があり、この宿屋も被害を受けていたのだろう。 無惨な姿だ。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加