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…その風景に感動を覚えた。 『俺…花見する時に絶対に寝転ぶ(笑)』 寝転ぶ方が綺麗だよ 水色とピンクのコントラストがいい感じ。 『隣にキレイな彼女もいるし??(笑)』 …今までの彼女にも教えてきたのかな?? テレパシーが伝わったのかこんなことも。 『今までの彼女は、周りみたいに いちゃつきたがってさぁ… 桜見る暇くれなかったな…久々に見た(笑)』 …まぁ、確かにイチャつくのはいいけども 折角の花見だもんね、ユックリしないと。 『結婚とか考えたらさ…こういう風に 二人でマッタリしたいだろ??』 …結婚?? いやいや、結婚なんて早いさ(笑) 『俺はお前と結婚したいけど…??(笑)』 ストレートに投げたボールを場外ホームランする位の 勢いで告白ですか…(汗) 『ほれっ…』 ポケットから出したのは、婚約指輪。 『今日…渡そうと思って。 受け取ってくれる??』 寝転びながら…まぁ何と雑なこと。 『いいよ、結婚しよう♪』 風が強く吹いて、花吹雪になる。 座り直して指輪をはめると 涙が流れた。 『おいおい…これから先は長いんだぜ?? ジジババになるまで、傍にいろよ??(笑)』 泣いてる私にそっと…キスをしてくれた。 桜の咲く季節のこと…。 END
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