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幼い日にサチの父親の転勤により、離れ離れになってしまった幼なじみのタケ。写真は、生まれ育った沖縄の海で、いつもそこで遊んだ二人の思い出として、その直前に撮ったもの。
いつも笑っていたあの頃のサチ。今では、日常でも出すことの出来なくなっていた忘れかけていた笑顔。それを思い出した瞬間、サチが今まで我慢してきた泣きたい思いや忘れかけていた思いが、一気に込み上げて、立っていることができずにしゃがみ込み、その瞬間に涙が流れてきた。
『どうして涙は、温かいんだろう…。固くなってた心を優しく溶かしていくみたい…。』
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