帰宅

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 どうしようもなく感情を抑えきれず、流れ落ちる止まらない涙。そしてサチには、手紙という形に表さなくとも、この一枚の写真、それに書かれた言葉などでタケの言いたいことや伝えたいことが、分かったような気がした。  サチは、写真に写っていたあの頃のあの場所に行きたくなり、数日後にそこに行くことを決意した。
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