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3 常にそこに在るもの
パパジ
(内なる体験に浸っていたために、周囲の状況に気づいてなかった女性に向かって)私たちは庭を歩いていた。ある音楽がかなでられていた。私はあなたのほうを見て話しかけた。だが、あなたには私の言うことが聞こえてなかった。私の言葉を聞かなかった人はあなただけだ。あなたは周りで起こっていることを意識していなかった。なぜなら、何かもっと興味深い、魅力的なことが内面で起こっていたからだ。そうではないかね? 常にこのように生きることはできるのだ。何の足跡も残さずに通り抜けることは可能なのだ。
質問者
足跡ですか?
パパジ
あなたの心は外側の物事に関わっていなかった。それを深刻にとらえていなかった。なぜなら、あなたは内側に没入していたからだ。このようにそれは起こるべきだ。ついには、外側の物事に関わろうと関わるまいと、影響を受けなくなる。これが身に着けるべき技なのだ。それはゆっくりと起こる。
質問者
この週末はいつもそのように感じていたのです。
パパジ
あなたの話し方は静かすぎる。ここに来て座りなさい。
質問者
(近くに寄って)この週末、私の内側で誰かが「スージーとは誰なのか?」と尋ねているのを感じていました。そして別の誰かがその過程を観察していたのです。それがあなたの言われていることですか?
パパジ
そうだ。それこそ私が説明していることだ。あなたも知っているはずだ。搭乗のアナウンスを待ちながら、誰もが落ち着かずにいる。誰一人静かに座っている人はいない。何が起こっているか見なさい。それを観察しなさい。はっきりと見守るのだ。今、それをしなさい。これはどの本にも書かれてはいない。誰もこれについて語る人はいない。
あなたは自分自身の内なる混乱を晴らすことを望んでいる。数日のうちにそれは起こるだろう。そうしたら、荷物をたたんでここを去るがいい。何か良いことがあなたに起こっている。あなたにある指示が与えられた。そしてあなたはその指示に従うのだ。あなたは神の道具となったのだ。自我を越えた力によって動かされる道具に。それはとても幸福で美しい人生となる。もはや責任はなくなり、あなたは幸せになるのだ。
質問者
自我が消え去ったようには感じられません。そうではありませんか? それはまだそこにあるのです。
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