変わるから、変わらない

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「はあ……はあ………」 アイメンの入口に、彼らはいた。 僕の腕を掴み走っていたメルディは、それを見つけると加速し、僕は地獄を見る事となった。 「よおキール!久しぶりだな。メルディも。」 リッドはあの日から変わらず、優しい笑顔で僕を見ていた。 「キール~!メルディ~!久しぶり!やっと会えたんだね!」 ファラも、この元気さは変わっていない。 懐かしい気がするような、全然会ってなかった事なんて嘘のような気がするような、なんだか微妙な気分だった。 「リッド、ファラ、久しぶり。メルディファラが会いたかったよー!」 「おいおい、俺はどーなんだよ…」 「リッドも!」 「ククク…クイッキー!」 いつの間にかクイッキーもまざり、アイメンの一画はにぎやかなものとなった。 しかし…いったいどうやってここまで来たのだろうか… いつか話してくれるだろうと思ったが、一行にそれらしい話題にはならない。
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