第一章 マイケル─心の闇

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(((( 1 アクセス ))))    あっ、マイケルからだわ…       マイケル …【あぁ~頭が、頭が痛い… う~っ…ルアン助けて…】 …─END─       ルアン …【マイケル…大丈夫? また、発作が起きてるのね、 いつものように… 楽しいこと思いながら お話するわね…】 …─END─       これは秘密の話しだから   誰にも言えないんだけど…    実は彼は超能力者なの…   始めは私も信じて無かった    そんな人と知り合いになるなんて…   海外のテレビドラマに   『ロズウェル─星の恋人』   ってあったけど、   まさか…    実際にあんな凄い   能力を持つ人が居るなんて?…   ある出来事をきっかけに   能力を使わない様にしてるらしいんだけど…   そのせいか、時々物凄い   頭痛に教われて…   そんな時も私にアクセス   して来るの…   気持ちのピュアな人じゃないと   鎮静剤代わりにならない   って彼は言ってたけど(ワラ)    こんな時、私はマイケルへ   頭に浮かぶ想像の世界を話すの…      ルアン …【マイケル、頑張るのよ…   そこは空気が綺麗でお花がたくさん咲いてる所よ… 空は青く輝き、私は思い切り深呼吸する。するとね、お花の素敵な香で肺が一杯になり、それが血管を通り、やがて体中に広がる。私は、ここの美しい景色と一体となるの… とても穏やかな気持ちになり、心に溜まった悪いものが、私から静かに抜け行く……   どう?マイケル、落ち着いたかしら?】 …─END─       マイケル …【うん…だいぶ良いよ… ルアンの妄想… 僕には凄く助かるよ…ルアン、 ありがとう… ルアンの心にワープして来たよ… とても綺麗で気持ちの安らぐ所だね… ルアンには感謝してる 秘密を守ってくれて、 さらに癒してくれて… ありがとう、ルアン…】… ─END─       ルアン …【私は良いの、 いつでもアクセスしてね…マイケル、頑張って…】… ─END─       マイケル …【うん、ルアン好きだよ】… ─END─       これが彼の秘密…   本当は、   もっと聞きたいこともあるけど…   いつから、なぜ封印したの?   けど聞かないでおくわ…   それは、マイケル自身の事だから    マイケルが私を必要としてくれてるから   私もマイケルの力になりたい…  そんな関係ね…   鍵の付いた日記にしか   書けない事よね。
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