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居酒屋に着き、
靴を脱いで座敷の席に着いた。
あたしは
必死に
必死にその彼女の目の前の席を取った。
自分の必死さが恥ずかしいなんて
考えもしなかった。
目の前にいる彼女。
また
ニコニコしていた
まだ
モジモジしていた。
おしぼりの消毒液の匂いと
雨の匂いが似ている
どうでも良い事を考えながら
彼女の雰囲気を伺って
あたしは自分の顔に違和感を感じた。
その時だった
これが恋だって
わかったの。
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