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彼女の彼女になったあたし
逢える時は毎回逢っていたし
休みの日は必ずの様にお泊まりをした。
幸せだった。
でも不安だった。
あたし達は外で普通に手も繋ぐし、異性カップルがする様に同じ事をする。
前の時代に比べて偏見する人は凄く少なくなったが、やはり同性愛が「珍しい」
という事で色々な事を言われてきた。
手を繋いで歩けば
「あれ女同士?」
「うおぉ!俺初めてレズ見た!!」
最初はあたしも堂々としていたが
やっぱり周囲の言葉は気になる訳で。
あたしは何か言われる度彼女に
「また言われた!!」
と言っていた。
でも彼女は
「そっか笑 どうでもい~い♪」
と言ってニコニコしているだけだった。
最初は不思議で仕方がなかった。
強がっているだけなのかと思っていたから。
でも付き合っていって学んだ事。
これは彼女の強がりなんかじゃなかった。
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