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元彼女の彼女は
ニコニコしながらあたしに自己紹介してきた。
あたしとは全く逆のギャルだった。
「なつみでーす」
その大きい声に更に腹がたった。
ムカつくムカつくムカつく...
もうこの時には元彼女なんかじゃなくて
あたしの中では
「ムカつく女」
という名前が付いていた。
苦笑いで答えて
ムカつく女との会話は終了した。
その時そのムカつく女の隣にいたのは
ボーイッシュで背が高い色白の女の子だった。
目が合った瞬間、あたしの鼓動がいっきに速くなって
まるで
遊園地のジェットコースターに乗った瞬間な気分だった。
彼女はニコニコしていた
モジモジしていた。
顔は100%にかっこいい。
服装もあたしのタイプで
グワングワンした。
ジェットコースターが
いっきに降りたみたいに
あたしの頭の中は快感と妄想で真っ白になった。
ムカつく女の事なんか
もうとっくに考えていなかった。
一目惚れをした。
6月17日。
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