怪談

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謎かけその1 「手をよこせ」と言われたら「今使ってます」と答える。「脚をよこせ」と言われたら「今必要です」と答える。「その話を誰から聞いた」と聞かれたら「カシマさん」と答える。 謎かけその2 「誰から聞いた」などの問いかけに「カは仮面(火事)のか、シは死のし、マは魔のま、レイは霊のれい、コは事故のこ」と唱える(いくつかバリエーションあり)。現れるものは身体の一部が欠損した女性、身体がケロイド状の女性、旧日本軍兵士など様々である。夜中のトイレ、学校、夢枕などに現れ、当事者に謎かけを行う。この問いに答えられないと「脚を持っていかれる」、「死んだり重傷を負ったりする」などとされる。また、その話を聞いた人のもとにもカシマさんが現れるという。質問で有名な内容は「脚いるか?」「この話誰に聞いた?」など。「脚いるか?」という問いに対しては「いる」と答えないと脚をとられ、「この話誰に聞いた?」という質問には「カシマレイコさんから聞きました」と答えなければ祟りがあると言う。 質問をせず、いきなり襲い掛かってくる事例もあると言われる。呪文を唱えれば退散する。 夢の中に現れる事例はかなり有名であり、新聞でも一時取り沙汰されたほどである(新聞に載った、という話は怪談話にリアリティを出すために付け加えられることが多く、カシマさんのケースでも加古川市と高砂市で呪いによる死亡者が多く新聞で報道されパニックになった、という話が付加されているがどこの新聞の何日付かという言及は無い)。 鹿島神社に関連があるとされ、鹿島大明神と呼ばれることがある。そのため鹿島神社のある地域では具体的な地名が出されることがある。 ただし、鹿島神社|鹿島信仰に関連は存在せず、名前以外に共通点は発見できない。 キジマさん、というバリエーションがある。
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