永久家族

惑星少女

　　　　惑星少女

もう誰も見れない暗い宇宙を少女は見つめる。

厚い雲の向こう側から少女は見つめる。

真昼間の交差点、ちょっとひかれちゃった。最後に見えたの銀色バンパー赤く染まる視界の端で。

冷たくなるね私の指先。自慢の黒髪長くてからまる。　
小さな惑星地球の上で私は大の字なって寝転がる。
煙たいガスと二酸化炭素に揺すられて。

　もう誰も見れない暗い宇宙を少女は見つめる。

厚い雲の向こう側から少女は見つめる。

真っ昼間の屋上で、ちょっと飛んでみた。最後に見えたね青顔人間、黒く染まる視界の端で。

冷たくなるね私の鼻先。自慢の黒髪潰れて汚れる。

小さな惑星地球の上で私は大の字なって寝転がる。
煙たいガスと二酸化炭素に揺すられて。

もう誰も見れない暗い宇宙を少女は見つめる。

厚い雲の向こう側から少女は見つめる。

もう誰も見れない暗い宇宙を少女は見つめる。

厚い雲の向こう側から少女は見つめる。