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「ちょっと、裕!なに怒ってんのっ?」
裕のオレの身体をまさぐる手から逃れようと、身体をねじる。
明らかに、裕は怒っている…いや、拗ねてる?
「べつに…」
拗ねてるじゃないかぁ!
視線をあわせようとすると、そらされる。
「…ガキ」
小さくつぶやいて、自分の唇と裕のそれをあわせる。
「拗ねて、可愛いくない裕は嫌いだ」
上目で裕を睨む。
「オレに嫌われたくないなら、服んなかにはいってる手を出せ」
裕が渋々、オレの身体から手をはなす。
「素直なやつは好きだぜ」
「でも、俺以外に好きになったら、許しませんから」
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