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「ところで、春先輩は?」
「角田の呼び出し」
口をもごもごさせながら答える譲太郎。
きたないな、もう。
春先輩は角田先生の恋人さんなんだ。
最近、付き合い始めたって聞いた。
正直、かなり心配してたんだあ。うまくいってよかった。
「そろそろ、寒くなってきたから、屋上で飯食うのはムリかな」
「ですねぇ。ボク、ここで食べるの好きだったから、残念ですぅ」
「…悠斗、ちょっと」
心先輩が立ち上がり、手招きをする。
「なんですかぁ?」
心先輩がみんなからみえないトコに行ったので、後をついていく。
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