444人が本棚に入れています
本棚に追加
「ほぇっ?」
みんなから見えないところにいくと、急に心先輩に腕を掴まれる。
「オレ、ずっと気になってたんだけど…」
心先輩の伏せていた顔が上がり、ボクの目をガッチリ捉える。
「な、なんですかぁ?」
「お前の首……それ、キスマークか?」
急いで首を心先輩に掴まれていない左手で隠す。
「それと」
まだなにかあるのかと、心構える。
すると、心先輩がボクのYシャツの袖を捲りあげられる。
「わっ!ちょっと」
「…これ、同じ内出血でもキスマークじゃない。打ち身?アザ?」
顔を伏せて黙ったままのボクにさらに言葉をかけてくる。
最初のコメントを投稿しよう!