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○月×日
私が、郁って呼ぶようになって早数日……
どんどん郁と居る時間が増えて行った中、気付いた時には私はとんでもない位郁が好きになっていたんです………
不本意ながら、郁が飲み物を買ってくれて手に触れた時に気付きました。
実は私は気になる人が居ました。
一つ上の鈴さんと同じ歳の方で、受験で忙しくなる前に告白されたのです。受験が終ったら答えをくれ、と………
私は…どうしたら良いのかな…?
告白してくれたのは、桜井 ゆうま。
私は郁と会う少し前に会いました。
ゆうまとその友達方ともよく遊んで、受験だから、と距離が開いていった。
そんな中に入ってきた郁に目が離せなくなった。
~ゆうまは優香は俺達が受験の間ずっと一人だから、せめて俺だけでも一緒にいてやろうって事もあって、公立だと受験期間ギリギリまで優香を待たせるから早く終わる私立にしたんだって~
ふとゆうまの友達が言っていた言葉を思い出した………
郁への気持ちは、封印しよう…。
気持ちが強い分、鈴さんの代わりに一緒に居れても、それ以上になれないから………。
せめて一緒に居させて下さい、郁には言わないけどね…!
明日郁に伝えよう、ゆうまが受験終わる前に…。
好きな人が居るんだって………
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