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私の名前は、優佳。
当時中学2年生。
私は母、兄の三人暮らしで、中1の時に両親は離婚。父のほうには、妹が一緒に暮らしている。
私は、両親の離婚がきっかけかわからんけど、荒れはじめとった。学校には行かんと、遊んでた。
そんなある日、いつものように駅で戯れてた。
いきなり、ツレのまゆが
「暇やなぁ~」
と言いだす。私は、
「せやなあ」
と冷たく返した。
その日はとても寒く、私たちのテンションも落ちとった。するとまゆが、
「男来たから行こッ」
とテンションを上げて立ちだした。私は意味がわからんままで、まゆの顔を見上げると、
「このままやったらつまらんしサイトで男呼んでん」
とくにする事もなかったし、その男との待ち合わせ場所へ行くことに。
つくと、黒の車が止まってた。中の男が私たちに気付くと、車から降りてこッちに向かって来た。
「まゆちゃんと優佳ちゃん?」
「せやで。どっか行こー」
まゆがそう言うと、男は笑いながら私たちを助手席に案内した。
「後部座席に道具積んでて乗れんから、前に二人乗って」
私は、まゆと目で合図して先に乗った。間に挟まれるように、私たちは夜景を見に行く事に。
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