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学校…
「本当に祥が申し訳ありません」
謝ってるのは俺の母さんだ。
「うるせ~よ!ぶっ殺すぞ」
親に対してかなり強がってるが内心かなり動揺している…
家…
「あんたねぇ~、暇を持て余してるからこんな事するのよ。まだ2年生だし部活でもしたら?」
「部活?は?嫌だから、部活なんかするくらいなら死んだ方がマシやし」
「ハァ~まあいいわ。パパが帰って来たらうんとしかってもらいますからね!」
結局…親父に耳がくさるほど説教され、怒られた…
次の日
朝めずらしく早く目が覚めた祥はいつもより早く学校に行った!
学校では野球部と陸上部が朝練をしていた…
俺には関係ないし…
そう思って教室に行こうとした時…
コロコロ………
「おい!そこの2年、ボール取ってくれ!」
「あ!はい」
祥は少しむかついていた。そこの2年?偉そうに何だよ!
頭にきていたがボールを返さないわけにはいかないし 仕方なくボールを投げた…
シュルルル~……… パ~ン!
!?
自分でもビックリした!!
こんな速い球が投げれるなんて…
それに何だか気持ちよかった。
「お…おい!そこの2年来い!」
「は…はい」
あ~あ面倒くせ~…
どうやって切り抜けよう?
先輩達が怒ってると思った祥は、面倒くさそうに近付いて行った。
「おい!お前野球やったことあるか?」
「いえ!ありませんけど…」
「マジかよ?素人であんだけの球を投げるとか、どんだけ?野球部に入んない?楽しいよ!」
先輩達の予想外の反応に戸惑っていたが…
野球?冗談じゃねぇ…
面倒くさいから
「いえ、僕はいいです。」
「まあまあ、とりあえず朝練参加してみない?体操着あるやろ?それから決めるのもいいと思うけど…」
半ば強引に野球部の朝練に参加する事になってしまった…
これが、祥の人生の中心となる野球との出会い…
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