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野球部の朝練……
「ちょっと投げてみてよ?」
先輩からボールを渡された。
めんどくせ~~…
でも投げないわけにはいかないし…
「あ!はい」
祥は、内心かなりめんどくさかったが 先輩の頼みとなりゃ断れない…
10㍍くらい先で先輩が手招きしてる!
祥は、先輩に向かって思いきり投げた!!
シュルルル~…… パン
ザワッ
「あいつ中々速い球放るじゃね~か?誰だ?」
「おい!こうき!こいつ誰だ?」
先輩達は、祥の球を見て驚き こうきに 祥についていろいろ聞いていた。
巧喜とは本名、富川巧喜。
祥とあつしとは同じクラスだ。
ちなみに、落ちこぼれ四天王の1人でもある。!
運動神経は中の上だが野球部では、2年生ながらクリーンナップを打つ程の打力を持つ!野球部の中心メンバーだ!
「おい!いきなり本気で投げんなよ!怪我するぜ?まずは、軽く投げろよ」
「あ!はい。すみません」
キャッチボールをしてくれている先輩に注意された。
先輩に言われるまま、キャッチボール→ダッシュ とアップをすませた。
「よし、そろそろ本気で投げてみるか?」
「はい!先輩」
「ハハハ、まあそんなに緊張するなって。あと俺の名前、原だから… 覚えててな」
「はい。原先輩」
ちょっと待て!
原……?はら!?
そういや巧喜に聞いた事ある。
俺らの学校、曽天中学校の4番だ!
4番とは、野球の攻撃面で一番中心となる打順だ!
しかも、県の中でも有数のバッターらしい。
詳しい事は、分からないけど…
すごい人らしい…
祥は、先輩に向かって思いきり投げた。
シュルルル~~…… バン
「いい球じゃん!ほらもう1球。」
そう言い、原先輩はボールを返してきた。
「いきます!」
投げようとしたが……
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