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「原先輩はポジションにつかないんですか?」
「俺は、お前に付き合うよ」
「本当ですか?ありがとうございます」
「よし!じゃあ…まずはキャッチボールな」
「はい!!」
パン シュルル パン
………………
………………
………………
「よし!そろそろいいだろ!本気で投げてこい」
「はい」
シュルルルルル パーン
「よ~し!いい球だ!お前、野球するとしたらどこのポジションにするんだ?」
「う~ん…
やっぱりピッチャーがいいです!」
「ピッチャーか?よし!ブルペンに入れ!」
「は…はい」
祥は原先輩に普通のグラウンドより少し高いところに連れていかれた!
「よ~し!このミッド目掛けて思いきり投げてこい!球速も計ってやる」
原先輩は変な機械を片手にとり、俺に言ってきた!
「は…はい」
シュルルルル パーン
「球速126㌔!」
「な…何?壊れてるんじゃないのか?素人だろ?ありえね~よ」
「なんだ?こいつ?」
原先輩が球速を大きな声で叫ぶと、ノックを受けてた野球部員が驚いたように話してる!
「もう1回計るか?」
「はい!」
「よし!来い!」
シュルルルルル パーン
「球速128㌔」
シュルルルル パーン
「球速124㌔」
「明日のシートバッティングの時、ピッチャーしてくれないか?」
「はい!喜んで!」
「じゃあ今日の練習は終了!」
何球か球速を計り、明日のシートバッティングの時に投げる事になった!
「お前すげ~な?まあ俺も簡単にはエースの座は譲らないから!名前は田尾勇作だから!よろしく」
「はい!よろしくお願いします!」
家に帰ると親が心配してた!
風呂から上がると親が聞いてきた…
「祥!こんな遅くまでどこに行ってたの?」
「あ~悪い!野球部の練習に参加してた」
「野球部?いきなりどうしたの?」
「いや原先輩から野球部に誘ってもらって…
俺、野球部に入りたいんだけどいい?」
「野球部に!?まあいいけど…
やるからには最後までやりなさいよ」
「分かってるって」
そう言って自分の部屋に入った!
「あ~疲れた…
野球かぁ~…
本気で頑張ってみようかな?」
そうつぶやき祥は眠りについた……
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