5人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
まぁ、晴れだろうが雨だろうが、私にはどっちでもいい。
いつまでここに居なくてはならないのか、判らないのだ。
だが最近、私には1つだけ楽しみが出来た。
窓の外に小鳥が来るのだ。
何と言う鳥かは知らないが、
誰かに飼われていた鳥らしく、
人に慣れていて逃げない。
朝食の残りのパンを千切ってあげたら、
喜んで食べてくれた。
個室で良かった。
いい大人が小鳥に話しかけるなんて、
あまりみっとも良いものではない。
妻が見舞いに来られない日、
その小鳥は私の格好の話し相手になった。
最初のコメントを投稿しよう!