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(…何…?コレは…何…?)
辺りを見回したが、人々は彼女が生きていた頃が夢だったかの様に、恐ろしげな眼で見ている。
(何が起こってるの…?コレは…夢??)
石を投げたりする者たちを、誰かが止めたらしく、もう石は飛んでこない。
しかし、まるでシーラには聞こえていないだろうと思われているのか、話声がぶっきらぼうに聞こえ始めた。
「…死んだはずなのに…」
「…今度は殺して、死なせてやるしか…」
「駄目だ!血は腐っている!返り血が万が一口に入ったら…」
シーラをこの後どう処理するか、酷いまで聞こえる。
(何…?皆…何を言ってるの…?私…殺されるの…?もう死んだんじゃないの…?)
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