最期から始まる階段

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  生暖かい夜中の事だった。     その騒動は、たった一人の墓守りの悲鳴によって大きくなった。     駆け付けた人々の握るたいまつにぼんやりと、 しかし、明確に それは照らされていた。     沢山の恐怖の悲鳴。 悪魔だ、と叫ぶ声。 石を投げる人々。     それを見て嘆く、 、、、 遺族達。       その人々の恐怖の対象は ただ首を傾げて、 座りこんでいるだけなのに。     「……?」
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