空を見上げたら

夢と父の姿

あの夢は何を意味しているのだろうか…
考えても、考えてもわからない
気付くと病院の中にいた
先生が看護士の人にお父さんのいる場所は何処にあるのか聞いていた

那須川先生
『地下三階の死体安置所だって…』

赤城
『早く行こう!!』

ちょうどその時後ろから聞き覚えのある声がした
お母さんだ

お母さん
『遅いよ、何やってたの!?』

連絡来てないのか…？

赤城
『ちょっと色々あってね…、でお父さんは何処!?』

お母さん
『こっちよ…皆もう来てるわ…』

先生&良平&ありさ&静香
『御愁傷様です…』

お母さん
『皆、来てくれて有難うね…』

那須川先生
『いえ…いいんです。じゃ、皆帰ろうか…』

ありさ
『はい…』

皆無言のまま立ち去って行く
すると

お母さん
『ちょっと待って下さい!!』

那須川先生
『どうしました??』

お母さん
『お父さんに会ってやってください…皆さんに逢いたいとずっと言っていたんです…死に顔ですが…どうか会ってやってくれませんか…』

那須川先生
『…私はいいですけど…子ども達が…』

ありさが口を挟んだ

ありさ
『私!!赤城君のお父さんに一度会ってみたかったんです…』

顔を見合わせる

静香&良平
『私達もです』

お母さん
『有難う御座います…有難う御座います…』

泣きながらずっと言っていた

今お父さんの前にいる
あんなに元気だったお父さんが…今はもうピクリとも動かない

赤城
『何で…!?何で目を開けないんだ…!?』