父の死

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コンコン 赤城 『失礼します』 妙に緊張する 職員の八割位が集まっている 赤城 『何でしょうか』 校長 『非常に言いにくいんだがね…』 赤城 『早く言って下さい』 何故大人はズバッと言えないのか不思議だ 校長 『君のお父さんがトラックに跳ねられたんだ…』 赤城 『えっ???』 コイツ今なんて言った?親父が事故った?? 校長 『歩道を歩いていた子どもがいたらしいんだけどね、居眠り運転していたトラックがその子どもにつっこんだらしいんだ。それを助けようとして亡くなられた』 赤城 『で、その子どもは??』 那須川先生 『助かった』 赤城 『良かった…でも…お父さんは死ぬはずない!!お父さんはなにやられても死なないって言ってたんだよ??』 校長 『でも事実だ』 赤城 『嘘だ…親父は潜水士だぞ!?強いんだぞ!?』 暴れまわる それしかできなかった 那須川先生 『立派な事だ…胸をはって生きろ。人の為に自分の命を張れるなんて格好いいじゃないか!!』 赤城 『嘘だ…父さんが死ぬなんて信じられない…』 この後の事は覚えていない…どうやら失神したようだ
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