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俺は、手紙を読んだ。
この度は、彼女を購入
ありがとうございました。
彼女は、
あなたの運命の人です。
付き合うも付き合わないも
あなたの自由ですが
彼女があなたに対して
“好き”という気持ちが
なくなった時は、彼女は
あなたの元から去るでしょう。
なるほど。
手紙を読んだ俺は、
彼女の方を向いた。
「広瀬さんは大学生ですか?」
「一応…大学生かな?」
首を傾げながら彼女は言った。
「自宅は、どこなんですか?」
「えっと…その~」
言えない理由でもあるのか?
ま、さ、か…
家がない…とか
家がない
↓
泊めて
↓
俺の家
俺の中にある方程式が浮かんだ。
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