礼二郎と敦と○○
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大柄のひとりにこづかれてカナリアはしりもちを付いた。 金属的な声、二人の倒れる下級生をあざ笑って気が済んで いるのか? 「ブサイクはそっちだろが」 「何か 毒吐いたかしら?」 足をどうにか、床に踏ん張りカナリアは両手に拳をしていた。 「分かったわ、あんた、2年D組よね、名前は?」 カナリアは無言で扇をにらみ返していた。 実は夏海の父親が学校の理事長で
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