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いち早く走り寄ろうとするカナリアを礼二郎は制止、「高校の制服はちょっと・・」
その言葉には足を止めることなくドアを開いていた
「探偵事務所ですか?」
「はいっ!」
そのサービススマイルはいらないから・・汗が額に噴いてくる
「ねっお茶でいいの?」
すでに自分のポジションを乗っ取られ気味の敦はつられて頷く
「榎本さんですよね、貴方が出した資料のせいで仕事を失った者です」
しばらく沈黙の時間が過ぎていた 呼吸がとまったかのような
「松下亨ですよ 覚えないですか」
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