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「なあ、こんなとこに本当にそのお偉いさんが来いって行ったのか?」
場所は名古屋の栄は錦、夜の街。
やったら頭を盛り付けたハデーなキャバ嬢を見ながらナオキに問いかける。
「あぁ、間違いない!
あとでここに来いって言われたし!」
ナオキは相変わらず風俗雑誌のHEAVENを握りながら言う。
心持ち、興奮した感じだ。
俺は逆に冷めてた。
お偉いさんに会うのはいいが、ミナちんがライブに来なかったのが気になる。
いつもは来てくれたのに。
次のクリスマスイベントには二人きりになるチャンスを見つけて、プレゼントを渡して。
そのあとはあわよくば(・∀・U)ゴクリな展開で。
「ミナちん、俺。絶対ビッグなアーティストになるよ。
そしたらミナちんをずっと専属スタイリストにするよ」
「…本当?」
「あぁ、約束する。
だから…ずっと俺についてきてほしい。
日本中を、世界中を魅了するロックスターをミナちんに、作りあげてほしいんだ!!」
「……ぅれしぃ…」
そして、そこで熱く包容する二人!
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