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まだ忘れられない
北海道であった実話ホラー12月の半ばくらいだろうか気温はマイナス。全てを凍り尽くす世界。家や田畑や線路全てに雪が降り積もり
当分帰れそうもない
そこに真夜中なのに黒い列車が その時まだ予想していなかった。誰もあんな事が起きるとは…
午前零時
その黒い列車は雪を掻き分け線路を駆ける
いつもと変わらない風景だった…
黒い列車の最前列に乗っていた私
急に電車のブレーキ音
「キキーッ!」
何⁉
そう考えてるうちに…
「ゴキッ…クチャッ…」
何なの⁉このおと…
途端に見えないが確かに私の座っている座席の下で声がする
「タスケテ…トメテェェェェ…ヤメテェ…」すすり泣く声
とっさに耳を塞いだ…
何分経っただろう…いつの間にか電車は止まっている…
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