目眩の渦

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都会の色に染められてく それが嫌だった 無作為ながむしゃらさを夢見てた いつだって私は耀けない 空だって飛べないし 綺麗にもなれない 身体は自由なのに心が見えない何かに縛られてもがき苦しんでいる そういつか言ったね 『遠回りしてでも行くんでしょう?』 あの頃は目の前すら見えなかったからその意味さえ分からなかったけど 今やっと気づいた気がする 少なくともあの日から一歩も歩けなかった訳じゃない だからまだ続いてく 明日もずっと道が開かれて 思い想い生きて行こうか 一緒に生きて行こう
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