423人が本棚に入れています
本棚に追加
MADMANはそれを聞いて半ば呆れたのだろう、小さくため息を吐いただけで、それ以上反論はしなかった。
隆が母親と再会したその日から、MADMANは姿を消す事も無く。
隆の側に付きっきりで、時々姿を現すキラー・ビーと何やら相談をしながら、隆には知り得ない作戦を立てているようだった。
MADMANがキラー・ビーとどんな話をしているのか、隆も少しは気になっていたが。
そんな素振りを見せると、初めから友好的でないキラー・ビーが、あまり良い顔をしなかった。
そのせいで、隆は今までMADMANの考えを、一度も聞けないでいるのだが。
「……それで、これからどうする」
隆がそんな事を考えていると、不意にMADMANが問いかけてくる。
最初のコメントを投稿しよう!