第三話・―幸せを呼ぶ泪―

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「決意するのは勝手だが、あくまで俺は手伝うだけだぜ?」 「それで良い。何から何まで、あんたに頼ろうとは思っていないよ」  MADMANの冷たい答えに、隆は小さく首を横に振って自嘲気味に言う。  そんな事を話していると、MADMANの背後にキラー・ビーが現れた。  MADMANはそれに気付いているようだったが、声もかけずに隆の方から視線を外さない。  キラー・ビーも初対面からして隆の事を気に入っていないのか、MADMANに声もかけずに睨んでくる。  隆も、その視線を正面から受け止めているだけだった。
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