第三話・―幸せを呼ぶ泪―

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「で、見舞いは終わったのか」  雑踏の中にある、とあるオープンカフェで珈琲を飲んでいるMADMANが。  その側へと歩み寄ってきた隆を一瞥して、カップを机に置きながら問う。  隆はしばらく答えに迷っているようだったが、MADMANを見ながら言った。 「あぁ、終わった」  それを聞いたMADMANが、目の前にある椅子に着くよう促すと。  隆は素直にそれに従いながら、姿を認めてやってきた店員に。  珈琲の注文をして、MADMANの方を見た。
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