[黄昏時の荒野]

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終わりが無い道をずっと歩き続けてきたのだが… 風景もなにも変わりなし。 夕日……… かれこれ30分以上歩いている気がするのだが…沈まない。 こんなことってあるんだろうか? 無いと思う。 (自問自答;) 私以外に人の気配はしない。 鳥一羽さえもいない。 存在するのは… 沈まない夕日とちょっとの草と大量の彼岸花と石ころと道。 ひたすら歩くだけの変化のない状況。 不安が募る。 誰かいないかな? 走ってみる。 疲れる。 けど…更に歩く。 (……………‥。) 別れ道。 ずっとまっすぐ1本道と巨石に続く曲がりくねった道。 ………巨石。 曲がりくねった道を進む。 やがて、巨石の前で道は途絶える。 よくよく見ると巨石には階段があるようだ…‥(登ってみようか‥) この状況なんとかしたい私は高いとこから見渡せば… という事での行動。 巨石に手をかけまばたきをし…次に目を開いた時に視界に入ったのは白い壁? (…夢。) 実は、間をとってよく見る夢でもある。いつも巨石に手をかけたとこで目が覚めてしまう。 夕暮れ…意識の境目を表す。 (どこかの夢図鑑より抜粋。) 見たいようで見たくない先……‥。 [完]
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