-壱-

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  水霜に濡れた星空の下、静かに眠る愛しい我が子に手をそえて……守るかの様に囲み寄り添い寝る夫の指に涙で光る私の指を絡ませた。 視界が開けて見える雪景色。 ため息をしても、息を吐くのと同じように真っ白になって消えるだけ……。  
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