名探偵・ジャック 三枚のトランプ

カジノバー[アルティメット]

このカジノバーを支えているのは主にこの六人と被害者で、他にバイトの子がいるだけである。オーナーのサック・アルティは一ヶ月前病気で亡くなったということだ。まず、ジャック達はアリバイから聞いてみた。捜査を続けていた警官からビーク・スパルト(被害者)の死亡推定時刻は午前４時～５時だということがわかった。参考ということで聞いたところ、この店は午前３時で店を締めるのであり、各々のアリバイは次のようになった。
ジョー･･･店に残り、４時に就寝
ドレガ･･･店で片付け
ユーザ･･･ドルガと同じ
メアリー･･･３時半に帰宅
エルトン･･･４時に帰宅
クリス･･･２時半に就寝
また、それを見たのは誰もおらず、誰でも犯行が可能だということが分かった。とりあえず、アリバイを聞いたので、これで帰ろうとしたとき、ジャックは六人に尋ねた。
｢すみませんが、これに見覚えはありませんか？｣
と、被害者の側にあった三枚のカードを見せた。すると、全員の顔が一変した。このことを追求してみたが、結局聞き出せず、店を後にした。車の中でジャックとマイク警部が会話をしている。もう昼だろうか。二人の腹の虫が鳴った。二人はランチを食べるためカフェに向かって車を走らせた。