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「おはよう~。」
「おはようっ」
楽しい朝の空間。みんなの元気な声が広がる。そんな中……。
「朝倉さん…おはよう」
クラスメイトの淀川みちるがにっこり笑ってあたしに声をかける。
「おはよう…。」
そういってあたしの前をみちるが去っていってすぐに、みちるの友達の穴川桜がみちるに話しかけていた。
「何みちる、朝倉と話してんの?」
あたしの方をにらみながら桜はいった。
「え…あ…一応クラスの人だしねっ??みんな仲良くだよ…。」
みちるが笑っていう。
「も~みちるはほんと優しいんだから~。」
桜がしょうがないなぁというような顔をしていた。
…聞こえてるっつーの
淀川みちる…何いい子のフリしてんの…。うざっ…。
そう思っているのは私、朝倉夏架。
もうわかると思うけどみんなあたしによそよそしかったり、嫌ったり…
友達のいない暗い人生を送っています。
でもいいんです。無理に仲良くする必要ないし、かえって仲良くしすぎるとバレてしまうから…。
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