two beauty1 地味じゃない!?

2/7
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
「おはよう~。」 「おはようっ」 楽しい朝の空間。みんなの元気な声が広がる。そんな中……。 「朝倉さん…おはよう」 クラスメイトの淀川みちるがにっこり笑ってあたしに声をかける。 「おはよう…。」 そういってあたしの前をみちるが去っていってすぐに、みちるの友達の穴川桜がみちるに話しかけていた。 「何みちる、朝倉と話してんの?」 あたしの方をにらみながら桜はいった。 「え…あ…一応クラスの人だしねっ??みんな仲良くだよ…。」 みちるが笑っていう。 「も~みちるはほんと優しいんだから~。」 桜がしょうがないなぁというような顔をしていた。 …聞こえてるっつーの 淀川みちる…何いい子のフリしてんの…。うざっ…。 そう思っているのは私、朝倉夏架。 もうわかると思うけどみんなあたしによそよそしかったり、嫌ったり… 友達のいない暗い人生を送っています。 でもいいんです。無理に仲良くする必要ないし、かえって仲良くしすぎるとバレてしまうから…。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!