two beauty1 地味じゃない!?

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放課後…。 「うわぁ~朝倉さっさと帰った~。キモッ。きっと勉強するために急いで帰ったんじゃん??うわぁ…。」 桜が毛嫌いして言う。 「そうなのかな?でも朝倉さんこの前もテスト学年1位だったじゃない。すごいよねっ」 みちるが言う。 「あぁ~もう本当にみちるは優しいなぁ~。そんなところがいいっ!!」 「ありがとう桜。」 ハッハッハッ…。 あたしは全速力で走る。息がもれる。 「早く帰らなきゃ。間に会わない!今日まみさんの手伝いするって言っちゃったのに!」 そういってあたしが来たところとは…。 「おはようございますっ遅れました!すみませんっまみさんっ」 「おそいわよ~みゆき~。」 まみさんがタバコ吸いながら言う。 「学校、長引いてしまって…。すみませんっ」 「高校生は大変ねぇ~。」 あたしが今いるのは「東京ラビリンス」 いわゆるホステスさんと楽しく男の人が話すクラブってやつです。 実は私はここで働いてるんだ。 今日はあたしとまみさんがラビリンスの店内掃除係で、でももちろんあたしの方が下っ端だからまみさんの分も掃除するはずだったんだけど、学校のせいで長引いてしまったというわけ。 ここのホステスさんみんなあたしが高校生だってことは知ってるんだ。 みんな優しくていい人たちなの。 でも当然あたしが高校生である事実は秘密。 バレたら退学ものだと思うし。大変なのだ。 あと「みゆき」というのはあたしの源氏名。 本格的にやっちゃってます…。
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